今は、使われている原材料への不信感から流行が下火になっているかも知れませんが、「落ちない口紅」の抱える問題点について、「経皮毒がまるごとわかる本」竹内久米司/稲津数久著 よりご紹介したいと思います。

江戸時代には京都が口紅の製造元で、原料は山形県特産品ベニバナを使用し、白粉は米粉やオシロイバナの天然色素を使っていたそうです。

ところが、今の口紅はロウやラノリンを基材にして、合成香料、合成色素、防腐剤、酸化防止剤などの合成化学物質だけで作られています。口紅に使用されている色素はタール色素で、石油から作られたものが80種類も使用されています。発ガン性が高いものも多くあり、食品で許可されている色素は、80種類のうち12種類だけで、それ以外は使用が禁止されています。本当におかしな話だとは思われませんか?

口紅を塗って食事をしたら、食物と一緒に口紅も当然体内にとり込まれることぐらいは誰にも判りそうですが、食品で使用禁止となっている色素が口紅では平気に使用されているのです。

最近は、艶があり落ちにくい化粧品が人気のようです。従来の口紅は合成色素を油脂でできているため、摩擦や熱で溶けたり剥がれたりします。

ところが落ちない口紅は、合成色素と油脂に加えて、アルギン酸という成分を加えています。このアルギン酸は水分と反応するため、唇の水分によって定着されることができます。さらに水溶性の合成色素に不溶性のレーキ化顔料を混ぜているので、唇の外側にちょっとした膜を作ってしまい、ちょっとした摩擦では落ちにくくなるのです。

これらの口紅には、酸化防止剤で発ガン性のあるブチルヒドキシアニソールを使っている処もあります。有害成分が唇にしっかり定着して落ちないということは、発ガン性化学物質などが経皮吸収されている、ということになります。唇の角質層はとても薄く、容易に経皮吸収されてしまう部位なので、危険性はかなり高くなります。

【出典】「経皮毒がまるごとわかる本」竹内久米司/稲津数久著

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■口紅に使用されている主な有害化学物質の毒性

●油性原料
・流動パラフィン
著明な経皮毒性は認められませんが、石鹸、クレンジングでは簡単に落ちないので、毛穴、皮膚に残留して酸化しシミの原因となります。

●酸化防止剤
・エデト酸、エデト酸塩(EDTA、EDTA-2Na、EDTA-4Na)
・ジブチルヒドキシトルエン(BHT)
・ブチルヒドキシアニソール
エデト酸は皮膚の粘膜を刺激し、喘息・発疹・アレルギーの原因物質となります。ブチルヒドキシアニソールは発ガン性があります。

●着色料
・タール系色素(赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色223号、橙色203号)
多くのタール系色素には発ガン性がありまます。

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