1. 分づき米、胚芽米を利用する
精米の度合いによって、玄米に近い方から二分づき米、三分づき米、五分づき米、七分づき米……とあります。分づき米、胚芽米でも、白米よりはミネラル、ビタミンを残していますので、食べやすいものから始めて、徐々に玄米に近づけてみて下さい。

2. 胚芽米に押麦(精米していないもの)や押ハト麦、雑穀(アワ、ヒエ、キビ)を一割くらい混ぜて炊き、すりゴマのふりかけをかけてカルシウム不足を補います。
これらの粒の小さい穀類は、松の実、ゴマ、ハスの実、ギンナン、落花生、カボチャの種、カヤの実、ヒマワリの種、麻の実など食用になる種実類と同様に、分析では出てこない生命力を持っています。

脂肪分は多いが悪玉コレステロールを除く作用があるので、動脈硬化や高血圧予防の働きもします。タンパク質も多く、動物性タンパク質と違ってアルカリ性でミネラル分も多いので、血液を汚さない長所を持っています。デンプン質のエネルギー化に必要なビタミンB1も多くあります。

また、生殖に欠かせないビタミンEが非常に多く、不妊症だった人が玄米食やゴマ、木の実を食べて赤ちゃんに恵まれるのも、このビタミンEによる働きが多いのです。ほかにも、日本人に不足しているビタミンが多くあります。

松の実やアーモンドなどは、糖害を防ぎ、虚弱者を元気付け、老人や妊婦の便秘に良く、煙草吸い過ぎによる害を防ぐと言われています。

カボチャの種など捨てる人が多いのですが、炒って殻を割って中の仁を食べると、せき、利尿、産前産後のむくみによく効き、血圧も下げてくれます。グルタミン酸が多いので脳細胞に活力を与え、頭の働きを良くします。但し、植物の実や種は、虚弱者に力を与える精力剤となるものですから、食べ過ぎないように注意しましょう。

3. 玄米餅、アワ餅、キビ餅、ヨモギ餅などを利用する
玄米は炊きにくくとも、お餅になると意外に抵抗なく、しかも手軽に利用できます。玄米餅米粉で自家製で作るのが最高ですが、自然食品店にも売っています。

4. 玄米粉を団子にしたり、オートミールのようにして食べます。
春にはヨモギの新芽を摘んで草団子にすると、美味しい主食になります。

5. 小さい、かわいいおにぎり
梅干し、ノリ、ゴマ、ユカリ、青菜漬などを巻いて作ったおにぎりは、玄米嫌いの人でもつい食べてしまいます。味噌をつけてフライパンに油をひき、コンガリと焼いてもよく、焼いてゴマ味噌をつけても美味しい。

6. 炊いた玄米を温かい内に五平餅のようにすり鉢で少しついて、ゴマ味噌をつけても美味しい。
子供の健康的なおやつとして最適です。

【出典】食生活が人生を変える 東城百合子著

■玄米食のメリット・デメリット

日本人が白米を食べ始めたのは明治以降と聞いていたのですが、実は、そうではなかったようです。日本に稲作が伝来したのは、今から約5,000年前頃の縄文時代と言われていますが、伝来した当初から実は白米を食べていたようです。

玄米には、アブシジン酸という酵素阻害剤やミネラルを吸着して排出するフィチン酸があり、また普通の圧力鍋で炊くとアクリルアミドという最悪の糖化物質が出来ます。

だから、正しい調理法で玄米を調理しないと、アブシジン酸やフィチン酸、アクリルアミドや発芽させた場合は発芽毒が体内にとり込まれることとなり消化不良を起こすのです。

これらのことは最近分ってきたようで、玄米が根本的に持つ消化不良が人々に無意識に拒否反応を起こさせたから、大昔から白米を主食とし、玄米食が根付かなったのではないでしょうか。

玄米は白米と比較して栄養のバランスがとれ生命力があるのですが、正しい調理法で調理しないで食べると消火不良を起こします。

何故、稲作伝来当初から白米を食べていたと考えられるか、歴史的な背景を踏まえ、アブシジン酸やフィチン酸の毒を解除し、発芽毒やアクリルアミドの毒性を避け、玄米の持つ良さを生かすにはどう正しい調理すればよいのか、などをまとめました。

玄米食の利点と欠点①|穀物が人間の主食になった理由
玄米食の利点と欠点②|玄米は高エネルギー食品
玄米食の利点と欠点③|稲作の起源
玄米食の利点と欠点④|食べていたのは最初から白米だった!
玄米食の利点と欠点⑤|玄米飯には毒(アブシジン酸)がある
玄米食の利点と欠点⑥|脚気は白米飯に原因があった
玄米食の利点と欠点⑦|何故、玄米が根付かなかったのか
玄米食の利点と欠点⑧|玄米飯の欠点を解除する方法
玄米食の利点と欠点⑨|玄米焙煎粉について
玄米食の利点と欠点⑩|酵素阻害剤は何故人間や動物にとって毒なのか

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサード・リンク



カテゴリー

カイテキオリゴ

断食は究極のデトックス!

  1. 7. 「糖質を制限してケトン体エネルギーへ」の問題点

    間違った糖質制限食によるケトン体エネルギー産生は非常に危険な行為である。糖質で悪いのは、「ブドウ糖」…
  2. 6. ファスティング(断食)で産生される注目のエネルギー「ケトン体」

    ファスティング(断食)で産生される「ケトン体」3-ヒドロキシ酪酸は血液脳関門を通り、脳のエネルギーに…
  3. 5. ファスティング(断食)中のエネルギー源は何か?

    水しか飲まないファスティング(断食)をした場合、エネルギー源は炭水化物を代謝する解糖系からタンパク質…
  4. 3. ファスティングの人体への作用と医療効果|⑥ ファスティングによる様々な有効作用

    ファスティング(断食)には、a. 活性酸素の減少 b. ミトコンドリア系エネルギーの産生 c. ガン…
  5. 3. ファスティングの人体への作用と医療効果|⑤ ファスティング中の宿便と好転反応

    ファスティングすると、細胞便秘(毒素細胞=脂肪細胞や重金属、糖化物その他)がアポトーシスして崩壊物と…

ピックアップ記事

  1. 日本人は1日10g、年間にすると一人当たり3,650g(約4㎏)もの食品添加物の体内にとり込んでいる…
  2. 白砂糖の過剰はビタミン不足、ミネラル不足と共に、細胞にも神経にもマイナスになる。殊に、カルシウムが不…
  3. 砂療法は、砂の中に首だけ出して、ただ入っているだけで、猛烈な毒素が出て素晴らしい効果がある。結核やガ…
  4. 砂療法による毒出し・デットクス効果は断食以上。リウマチや神経痛、慢性病や子宮筋腫、子宮ガンが治ったと…
  5. 砂糖中毒・砂糖依存症の弊害は低血糖症や骨粗鬆症、女性性の劣化に止まりません。胃腸内で真菌が増殖し、胃…
ページ上部へ戻る