アメリカ産食肉は抗生物質まみれ・抗生物質耐性菌に汚染されている

円高が定着し輸入牛肉などが安くなってます。しかし、アメリカ産の食肉については避けた方がベターです。抗生物質耐性菌に汚染されている恐れが非常に高いからです。サルモネラ菌は、主に食肉や卵、それらの加工食品に繁殖して、感染すると食中毒を引き起こす病原菌ですが、その耐性菌が出現してくると抗生物質は効かなくなります。

■フィードロット飼育の現実

アメリカの肉牛大量生産工場(フィードロット)では、牛は出身牧場毎に狭い牛囲いの中に押し込められ、より早く、より太らせるために、青草の替わりに穀物を主体とした濃厚飼料をひたすら食べさせられます。病気の発生を未然に防ぐため抗生物質を投与され、同時に、肥育効率と肉質を高めるためホルモン剤も与えられます。

牛は反芻動物で四つの胃を持ち、野草の葉や茎を食べるための消化システムを備えています。ルーメンという第一の胃の中にバクテリアなどの微生物を住まわせていて、植物の繊維質を分解して必要な栄養に変える仕組みになっています。

ところが繊維質の少ない高カロリーの濃厚飼料ばかしを摂取していると、ルーメンが不安定な状態となり、消化機能に異常をきたします。また、濃厚飼料はカロリーが高い反面、ビタミンA,E,Dなどのビタミン類が少なく、夜盲症や神経炎、脚気、尿路結石などの病気になりやすくなります。人と同じですね…。

アメリカの肉牛大量生産工場(フィードロット)には、こうした牛が10頭中2、3頭は常にいると報告されています。そういう牛も食用に廻されています。

以下、「肉食が地球を滅ぼす」中村 三郎著よりご紹介します。

■食肉に潜む抗生物質耐性菌

食肉の残留農薬の汚染問題も深刻ですが、肉類の汚染について更にもう一つ大きな問題があります。それは、アメリカ産の食肉が抗生物質耐性菌に汚染されているという事実です。メリーランド大学とFDA(アメリカ食品衛生局)の共同調査によって、アメリカ産の肉からサルモネラ菌の耐性菌が発見されたことが明らかとなったのです。

市販されている牛、豚、鶏、七面鳥も四種の肉を対象に、サルモネラ菌の汚染度を調べました。サンプルは食品メーカー別による各50品目、合計200サンプルです。その結果、全ての肉からサルモネラ菌が検出されました。

汚染度は、

・鶏肉 … 35% と最も高く
・七面鳥 … 24%
・豚肉 … 16%
・牛肉 … 6%

でした。そして、そのサルモネラ菌の80%は抗生物質に耐性を持っており、最高で12種類の抗生物質に耐性を持つ菌も見つかったのでした。


【出典】https://www.lionhygiene.co.jp/ より

サルモネラ菌は、主に食肉や卵、それらの加工食品に繁殖して、感染すると食中毒を引き起こす病原菌ですが、その耐性菌が出現してくると抗生物質は効かなくなります。アメリカでは、毎年食肉によるサルモネラ菌感染者が150万人~300万人発生しており、この調査を裏付けるかのように、治療に使われるテトラサイクリンやクロラムフェニコールなどの抗生物質では効果が無いケースが急増していると言います。

CDC(アメリカ疫病管理予防センター)では、抗生物質耐性菌による感染は、1,980年頃迄は全食中毒患者の1%にも満たなかったが現在は30%以上に増加していると報告しています。サルモネラ菌患者のうち500人前後が一年間に死亡しているとのことですが、耐性菌が蔓延していけば、さらに死亡者数が増えていくことになるでしょう。

メリーランド大学とFDAの調査はサルモネラ菌だけのものですが、抗生物質の耐性は遺伝子を通じ他の種類の細菌にも移るため、汚染がドンドン拡大していく恐れもあります。

原因は家畜への抗生物質の過剰投与

耐性菌発生の原因は、家畜への抗生物質の過剰な投与です。成長促進と病気予防が目的ですが、アメリカでは年間推定で12,000トンもの抗生物質が家畜の飼育に使われています。そのうち病気予防に使われているのは900トンほどに過ぎず、残りは成長促進のために投与されています。


【出典】http://saisyoku.com/talk7.htm より

人間の病気治療に使われる抗生物質は年間凡そ1,300トンです。このことから見ても、いかに家畜に抗生物質が乱用されているかが判ります。前からFDAなどが抗生物質投与の規制を促してきましたが、畜産業界の反対が強く、実現の方向にはありません。

勿論、そんな飼育方法では牛肉本来の美味しさが出ないと、伝統的なやり方で飼育されている生産者もいることでしょう。でも、極少数派だと考えられます。

日本でも家畜に使用する抗生物質が増えています。「飼料安全法」によって、投与が認められている抗生物質の種類が定められていますが、投与量は年々増加しています。現在の使用量は約1,750トンで、10年前の1,000トンから1.5倍以上に上っています。したがって、国産の肉類もすでに抗生物質耐性菌に汚染されている可能性があるのです。

【出典】 肉食が地球を滅ぼす 中村 三郎著

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