イチョウ葉エキスはギンコール酸除去したものを、ワルファリンとの併用に注意!

「イチョウ葉エキス」は、

・痴呆症(アルツハイマー病および脳血管性痴呆症)の治療
・末梢動脈閉塞症(フォンテーン病態分類Ⅱ度;間歓性披行)の治療
・耳鳴り、めまいの治療

に効果があると言われ、世界50ケ国以上で痴呆症の予防・改善薬として利用されています。

ボケや痴呆は、脳の血行が悪くなって脳機能障害を起こすことに起因します。イチョウ葉エキスの主な有効成分には、亜種類のフラボノイド配糖体や5種類のテルペンラクトンなどがあります。これらの複合的な作用で、血管を拡張させて血栓を予防し、血液の粘度を下げてサラサラにします。

更に、イチョウ葉エキスに含まれるフラボノイドは抗酸化作用が強力で、活性酸素を除去する働きが優れているため、末梢の血管の血流までスムーズとなり、頭をハッキリさせて、痴呆を改善することができると言われています。

以下、「食品のカラクリ」別冊宝島編集部編 “健康商品の裏側 イチョウ葉エキス”よりご紹介します。


【出典】ogaland HPより

しかし、気を付けたいのは医薬品との組合せです。イギリスの医学雑誌「ランセット」(00年1月号)に、アメリカ ジョージ・ワシントン大学の研究者の次のような論文が掲載されました。「イチョウ葉の場合は、解熱剤のアスピリンとの併用で目の前房部分の出血|ワルファリンという抗血栓薬との併用で脳内出血 といった異常の報告例がある」

ワルファリンは血液を固まりにくくし、血栓ができるのを抑える薬品で、静脈血栓症や心筋梗塞の患者に広く使われています。論文では、原因となる物質までは断定していませんが、専門家の間では、イチョウ葉エキスに含まれる「ギンコール酸」という成分との関連が最も疑われています。このギンコール酸はアレルギー物質で、本来はイチョウ葉エキスから取り除かなければならない物質です。

02年11月、日本の国民センターは、イチョウ葉エキスとして販売されている国産品20銘柄を調査したところ、12銘柄からギンコール酸が検出されたと発表しました。イチョウ葉エキスを摂取する場合は、ワルファリンとの相互作用だけでなく、ギンコール酸単独によるアレルギーにも注意しなければなりません。

ドイツでは、イチョウ葉エキスは医薬品に指定されているため、エキス中のギンコール酸の濃度は5PPM以下という規格基準が定められています。しかし、日本では食品扱いのサプリメントなので、成分の規格基準はありません。イチョウ葉エキスを購入する場合には、「ギンコール酸除去」と明記されているものを選ぶことが肝要です。

【出典】食品のカラクリ 別冊宝島編集部編

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