食品添加物の表示免除、食品加工業者にとってこんなに有難いルールはない!

使用した食品添加物は、原則として全て表示をする必要がありますが、最終食品中に残存していないか、残存していてもその量が微量であり最終食品中において効果を発揮しないような食品添加物は、表示が免除されます。

例えば、缶詰のミカンの皮むきには塩酸が使われます。その中和には0.7%の水酸化ナトリウムが用いられるそうです。しかし、ミカンの缶詰の原材料の処に塩酸とか水酸化ナトリウムの表示を見たことがありません。カラクリは、加工工程で使用されていても、「最終食品の完成前に中和または除去すること」という条件付で表示免除になるんです。

また、過酸化水素は数の子の漂白剤として用いられています。「最終食品の完成前に分解または除去すること」という使用制限下で使用が認められていますが、この場合は加工助剤とみなされ、表示免除となります。

パックサラダ用の細切れにされた野菜は、PH調整剤と亜硝酸ナトリウムなどが溶けたプールに浸け込まれた後、洗浄、パッキングされます。投入されたPH調整剤や酸化防止剤の影響で、2,3日くらいの日持ちがするよう工夫されています。

これらの食品添加物がパックサラダの原材料のところに表示されているのを見たことはありません。食品添加物の表示免除は食品加工業者にとって誠に有難いルールなのです。

表示が免除されるのは次のような場合です。

■食品添加物表示免除のルール

1. 加工助剤の場合

食品の加工の際に添加されるもので,次の3つに該当する場合は表示が免除されます。

・最終食品として包装する前に食品から除去されるもの
・食品に通常存在する成分に変えられ,食品中に天然に存在するその成分の量を有意に増加させないもの
・最終食品にごくわずかな量しか存在せず、その食品に何ら影響を及ぼさないもののいずれかに該当する場合

2. キャリーオーバーの場合

次の4つの条件全てに該当する場合は、表示が免除されます。

・原材料(食品添加物を含む)に対して食品添加物の使用が認められている
・その量が許可されている最大量を超えていない
・食品が、原材料から持ち越される量より多量の当該食品添加物を含有しない
・持ち越された食品添加物の量が食品中で効果を発揮するのに必要な量より有意に少ない

3. 栄養強化目的で使用される場合

栄養強化の目的で使用されるビタミン類、アミノ酸類、ミネラル類といった食品添加物は、表示が免除になります。ただし、これらの食品添加物でも、栄養強化の目的以外で使用する場合は、表示が必要になります。

4. 店頭等でバラ売りする場合

店頭でバラ売りする食品についても、防カビ剤など一部の食品添加物を除き、表示は免除になります。


・大手チェーンのハンバガーは食品添加物まみれ(70種類以上もの食品添加物が使用されている)、でも表示免除のルールに助けられている…

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