3. ファスティングの人体への作用と医療効果|③ ファスティングは細胞内便秘を防ぐ

ナチュラル・ハイジーンが「細胞便秘」という言葉を使っていると述べましたが、実は「細胞便秘」という医学用語はありません。しかし、この表現は実態を表現するのに適しています。


〇日本のナチュラル・ハイジーンの第一人者、松田麻美子先生のご著書

細胞の質の善し悪しが健康か否かを決めるからですが、細胞便秘をしている細胞が多い人はもちろん不健康であり、病人のうち細胞便秘者ほど症状が多い。

色々な場所の痛み、コリ、張り、しびれ、冷え、不眠、吐き気などは細胞便秘の結果です。細胞便秘をより具体的に表現すると、「脂肪細胞と毒的ミネラル、および糖化物(AGE)その他の合体」と言えます。

人間は加齢と共に少しずつ細胞の中が汚れていきます。細胞は常に新陳代謝されてきれいだと考えられていたりしますが、そんなことは決してありません。細胞は少しずつ悪しきものがこびり付くようになり、悪い細胞になっていくのです。特に美食家と過食者の細胞便秘はひどい。

細胞の汚れがひどくなり、細胞の中に大事にしまわれていた「核」まで侵されていくことがあります。細胞核には生命の根本とも言えるDNAが格納されています。このDNAまで破壊されたら、そこの細胞の臓器が「ガン」の状態になります。ガンは細胞の核がやられた時に起こるのです。

したがって、細胞をクリーンにし、汚さないようにしなくてはなりません。いわゆる肉食や砂糖の多い食事、脂肪の多い食事、糖化物の過食は細胞を汚してしまいます。細胞便秘をもたらすものは、何と言っても食事内容です。


〇美食・過食は寿命を縮める、たまにはいいでしょうが…

a. あらゆる病気は細胞便秘によって引き起こされる

ファスティングを上手にやると、殆どの病気はよくなっていきます。糖尿病など生活習慣病の多くがみるみる改善していきます。人間は年を取れば取るほど、また病気が重いほど100兆個もの細胞が便秘をしています。これを改善していく唯一の方法はファスティングです。

細胞便秘とは、細胞膜の質が悪いし細胞内にも毒素が多い細胞のことです。悪い細胞とは、「脂肪細胞」と「毒的ミネラル」、「糖化物」が殆どです。この悪い脂肪細胞は、悪玉アディポサイトカインというホルモン様の物質を発射し、人間を病気にしていくことは先に述べた通りです。

脂肪細胞だけでなく、悪い細胞に意外と入っているのが重金属です。特に、アルミニウムや水銀、ヒ素、鉛、カドミウムはこの細胞内に微量にこびり付いていたりします。また、白砂糖のショ糖も入っていることが多い。そして見過せないのが糖化物です。

TNF-αは悪玉のアディポサイトカイン(免疫に関与する特定のタンパク質)で、これが体の中に出現すると、糖尿病にもガンにも白血病にも何にでもなるとされています。そのアディポサイトカインの一つであるPAI-1は血栓を飛ばす物質で、脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞その他の梗塞を起こす因子です。また、アンジオテンシノーゲンは高血圧を生じさせ腎機能を悪化させる物質です。

このように細胞便秘 = 脂肪細胞 = 悪玉サイトカインの存在は、あらゆる病気につながっていくのです。


【出典】http://www.pt-hokkaido.jp/ より

b. ガン患者の細胞がすべての細胞が悪い

「○○ガン」というと、その部位にだけ注意を向けていることが多いようです。「私は右乳ガン」というと右の乳房に気をとられる。しかし、右の乳房が顕著に悪いけども他の細胞はよい訳ではない、ということを知らねばなりません。

どのようなガンであろうと、ガン細胞が顕在している部位の細胞だけが悪化しているのではなく、他の部位の細胞も悪いことが多いのです。このことはガンばかりではありません。他の病気についても言えることです。

特に重い病気の人ほど全身の細胞の質は悪い。つまり細胞便秘が強い状態である、ということです。それ故、重い病気の人、肥満の人は細胞便秘を解除すべく、ファスティングやハーフ・ファスティングをやりながら質の良い食品やサプリメントを摂取する必要があるのです。

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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