3. ファスティングの人体への作用と医療効果|⑤ ファスティング中の宿便と好転反応

■ファスティング中の宿便と好転反応

人間は1日に1,000億~1兆個もの細胞が崩壊して、新たにそれだけの量が新生しています。ファスティングを実行すると次の経路で大便が出てきます。崩壊細胞 → 全身の細静脈 → 肝臓 → 胆管 → 十二指腸に入る → 空腸 → 回腸 → 大腸 → 結腸 → 直腸 → 肛門 の経路です。

このファスティング時の大便は「宿便」と呼ばれるものです。したがって、水しか摂取しなくても内視鏡で大腸には何もなくても便は出ていきます。これは壊れた細胞が便となっているからです。

a. 宿便は細胞がアポトーシスして崩壊した排泄物

「ファスティング中に内視鏡を腸に入れて見たが、宿便などない」という医師がいます。それは「細胞崩壊したものが抜け出していく」ということを知らないからです。確かに小腸・大腸の中を見ても、ファスティング中に宿便らしきものは見えません。しかし、ファスティングを続けると、便が大量に出ることは確かです。それは何故でしょうか?理由は次の通りです。

太りに太った毒素細胞(脂肪細胞)がドンドン自然に抜け落ち(アポトーシス)、それが全身中の細静脈に入った後、肝臓に集められ、それが胆管から十二指腸に入り、大腸に行き、大量の便となって排泄されるからです。

この他、一部は「汗」になって出ていくし、また「尿」としても排泄されていきます。いわゆる「細胞便秘(毒素細胞=脂肪細胞や重金属、糖化物その他)」がファスティングを実施することによって、アポトーシスをして崩壊物となり排泄されるのですが、それが宿便です。

b. 好転反応は何故出てくるのか

ファスティングをすると、早ければ1日、普通は2~4日で好転反応というものが出てくることが多い。好転反応とは、次のような症状を指します。

・吐き気、嘔吐
・足の冷え
・頭重、頭痛
・倦怠感
・背痛、腰痛
・めまい
・口臭 他

勿論、これらすべての症状が出る訳ではないし、人によって強い弱いという差はあります。しかし、いずれにしてもこのような反応が出ることがよくあります。


【出典】http://www.unryudo.com/blog/archives/1575/ より

こういった好転反応が出てくる原因は、細胞がアポトーシスし、崩壊した細胞の毒素が多いからです。アポトーシスは、ネクローシスと違って、きれいに抜け落ちた崩壊物のことを指します。

毒素細胞の中身は殆どが脂肪細胞ですが、一度入ったら抜け出さないとされる糖化物質もファスティングで出てくるし、重金属も排泄されます。これは、全身の細静脈に抜け落ちた細胞が流れ出て肝臓に集合します。この時、アポトーシスして出た細胞こそ毒素の塊のような崩壊物です。

これらが抜け落ちる際に、その毒素によって炎症反応が強く出てきます。これが好転反応なのです。症状の強い人は細胞内の毒素的物質がより多いのです。また、いわゆる細胞便秘が強くある人ほど好転反応はより強く出てきます。

細胞便秘の「細胞」とは、つまる処「毒素の多い細胞」であり、具体的には脂肪細胞や重金属、糖化物質その他が加わった細胞です。このような細胞は、慢性病や難病の人に多いのです。この細胞がファスティングなどで抜け落ちて排泄される時は、この毒素が全身に蔓延し炎症を起こす訳です。

c. 好転反応の解除方法

好転反応はすごく嫌な症状です。ひどい場合には吐いたりもします。全身が一時的に炎症を起こすからです。毒素細胞が抜け落ちてしまえば消えてしまう反応ですが、好転反応の症状自体も極力減らしたいものです。

そうでないとせっかく効果が上がっている治療が途中で挫折しかねないからです。そこで好転反応を軽減する方法を紹介しておきます。

・足温を行う(これは結構効く)
・抗酸化で抗炎症のサプリメントを摂取する(良質の水素やビデンスピローサ、春ウコン、梅肉エキスなど)
・ホルミシス効果のあるサウナに入る
・温泉に長く浸かる

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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