玄米食の利点と欠点③|稲作の起源

「玄米は白米に比べて、比較にならない程に栄養がある」と述べてきましたが、それは確かにその通りなのですが、では、実際に玄米がいつ頃から食べられていたかを検討してみたいと思います。

玄米は稲を脱穀したものです。白米はその玄米を搗いたものです。玄米・白米の元である稲を人類はいつ頃から栽培していたのでしょうか。


【出典】https://www.yokoshoku.net/ より

『タネをまく縄文人』(小畑弘己著)によると、次のように書かれています。

「凡そ1万年前に、中国の華北地方では野生のキビやアワの利用が始まり、9,000年~7,000年前には仰紹(ヤンシャオ)文化」に代表される本格的な農耕を基盤とする社会が成立する。同じく長江の下流域でも凡そ1万円前に野生稲の利用が始まり、中流域では8,400~7,300年前、下流域では7,200~6,300年前に本格的な稲作社会に突入する。

長江下流域にある河姆渡(ヘムドウ)遺跡は、かつては稲作に基づく成熟した農耕経済に達していたと評価されてきたが、近隣にあるほぼ同時期の田羅山(ティアンローシャン)遺跡における炭化イネの穂軸基部などの詳細な研究によって、脱粒性野生種が高い比率を占めており、この時期にはまだイネの栽培化は最高潮に達していなかったことが明らかになった。

本地域で本格的な農耕を基盤とする社会が成立するのは、良渚(リャンツー)文化と言われる」

この良渚文化は紀元前5,000年頃です。ともかく「稲」が栽培されるのは凡そ9,000年前のようです。「米」が主食となったのは5,000年前ぐらいであることが分かります。

では、古代の人々はこの「稲」をどのようにして食べていたのでしょうか?つまり」、いつ頃から「脱穀」をし、「玄米」を食べていたのでしょうか?さらに「白米」はいつ頃から食べられていたのでしょうか?

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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