砂糖中毒・依存症は深刻|低血糖症の弊害は致命的

『砂糖は現代の魔薬』に譬えられていることをご存知ですか?砂糖の甘さは刺激的です。しかし、あの甘~い砂糖の虜になってしまうことは危険この上ないことなのです。

お菓子メーカー・清涼飲料水メーカーがスポンサーとなっているTV番組をよく見かけます。幾ら正義ぶっていても彼らマスコミは営利企業です。だからマスコミから砂糖中毒の怖さが公にされることはまずありません。

たまに大変あま~い甘味類を摂る分には良いでしょう。砂糖も調味料として適量使う分には差し支えないでしょう。砂糖の刺激的な甘さの虜になり砂糖中毒・砂糖依存症に陥ってしまうのは、考えものです。マスコミが伝えようとしない砂糖摂り過ぎによる様々な弊害ついて、食養生関係の書籍やネットから情報をまとめてみました。

砂糖中毒・砂糖依存症による大きな弊害の一つに低血糖症があります。低血糖症とは、脳を含む全身のエネルギー源である血液中のブドウ糖のレベルが、異常に低くなる病気です。

あまり意識されている方は少ないと思いますが、お腹が空くとすぐイライラする・落ち着きが無くなる方は、程度の差はあれ低血糖症に陥り始めてないか自省してみる必要があると思います。

【目次】
1. 低血糖症となるメカニズム
2. 低血糖症による心身の異常
3. 子供や青少年の心身の異常さの背景に「低血糖症」

■低血糖症の弊害は致命的

1. 低血糖症となるメカニズム

「砂糖は吸収がいいから、お腹が空いたときや、疲れたときにいいんだよ」と言われますが、その理由は、砂糖は二糖類で分子構造が簡単であり、すぐに腸から吸収され血中に移行していくからです。

それに対してご飯を食べたときは、でんぷんがグルーコースに分解され、完全に吸収されるまでに3時間~4時間かかります。ご飯に含まれるでんぷんは、グルコースが沢山結びついてできていますが、それに対し砂糖はグルコース1個と、フルクトース1個が結びついただけの二糖類で簡単な分子構造をしています。

つまり、二糖類である砂糖は消化・吸収のプロセスが極めて速く、それらは胃からも腸からもすぐに血中に吸収され、摂取後短時間で血液に運ばれます。そのため砂糖を沢山摂ると、血糖値が急激に上昇することになります。

血糖値が跳ね上がると、血中に溢れているブドウ糖を細胞内に取り入れようとして、膵臓は急いでインスリンを分泌することになります。このインスリンホルモンが血中に到達した頃には血中のショ糖は流れてすでに存在していないことが多く、そのため血糖値はいきなり下がることになります。

低血糖になるとそれがストレスとなり、副腎からアドレナリンというホルモンが分泌されます。アドレナリンは血糖を上げるホルモンだからです。

低血糖をなんとかしたいとこのアドレナリンが出ると、また甘いものが欲しくなり貪り食います。そこで高血糖となりますが、すぐにインスリンが出ます(インスリン・スパイク)。そしてまた低血糖。これを繰り返すという悪循環になっていきます。

こうしたことを繰り返していると、糖代謝に関わる膵臓や肝臓、副腎などの器官が疲弊し、血糖の調節機能に狂いが生じるようになります。わずかな砂糖を摂っただけで、膵臓が過剰に反応して必要以上にインスリンを出すようになると、血糖値の落ち込みが酷くなったり慢性的な低血糖状態が続くようになります。これが「低血糖症」です。

2. 低血糖症による心身の異常

低血糖症とは、脳を含む全身のエネルギー源である血液中のブドウ糖のレベルが、異常に低くなる病気です。低血糖症によって細胞へのブドウ糖の供給が不足し、脳と体のエネルギーショック状態が引き起こされます。

ブドウ糖だけをエネルギー栄養素としている脳は、全体のブドウ糖消費量の内46%も消費されていると言われています。低血糖の影響は全身に及びますが、特に心臓・神経・脳への影響は重大です。

低血糖症によって引き起こされる症状は様々ですが、まず、極度の疲労や脱力感、動機や震え、猛烈な飢餓感、あくびやため息などが現れます。特に脳はブドウ糖だけを唯一のエネルギー源としているので、低血糖の影響を敏感に受け、イライラ、癇癪、神経過敏、不安感、集中力欠如などの症状が現れます。

低血糖となったとき分泌されるアドレナリンは血糖を上げようとしますが、このホルモンには人を興奮させ、攻撃的にさせる作用があります。アドレナリンはストレスに対処するために必要なホルモンですが、それが過剰に分泌されると、人格を変えてしまうほどの強烈な影響を及ぼすことになります。

3. 子供や青少年の心身の異常さの背景に「低血糖症」

現在、大きな社会問題となっている子供や青少年の心身の異常さは、「低血糖症」が大きく関わっていると思われます。落ち着きがなくてすぐ切れる、頭が真っ白になって考えがまとまらない、無感動で無表情といった精神的脆さや異常さの背景には「低血糖症」の影響があるのです。

アメリカでは、低血糖症についての認識がかなり浸透しています。そして多くの栄養学者が、砂糖の過剰摂取が低血糖症を引き起こし、心身に重大な悪影響をもたらすことを警告しています。

アメリカで行われた研究では、犯罪者や非行少年の80%以上が低血糖症でした。「犯罪の裏に低血糖症あり」ということです。またマクガバンレポートでは、精神病患者の67%に低血糖症が関係していると報告しています。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサード・リンク



カテゴリー

『カイテキオリゴ』(赤ちゃんページ)

断食は究極のデトックス!

  1. 7. 「糖質を制限してケトン体エネルギーへ」の問題点

    間違った糖質制限食によるケトン体エネルギー産生は非常に危険な行為である。糖質で悪いのは、「ブドウ糖」…
  2. 6. ファスティング(断食)で産生される注目のエネルギー「ケトン体」

    ファスティング(断食)で産生される「ケトン体」3-ヒドロキシ酪酸は血液脳関門を通り、脳のエネルギーに…
  3. 5. ファスティング(断食)中のエネルギー源は何か?

    水しか飲まないファスティング(断食)をした場合、エネルギー源は炭水化物を代謝する解糖系からタンパク質…
  4. 3. ファスティングの人体への作用と医療効果|⑥ ファスティングによる様々な有効作用

    ファスティング(断食)には、a. 活性酸素の減少 b. ミトコンドリア系エネルギーの産生 c. ガン…
  5. 3. ファスティングの人体への作用と医療効果|⑤ ファスティング中の宿便と好転反応

    ファスティングすると、細胞便秘(毒素細胞=脂肪細胞や重金属、糖化物その他)がアポトーシスして崩壊物と…

ピックアップ記事

  1. 日本人は1日10g、年間にすると一人当たり3,650g(約4㎏)もの食品添加物の体内にとり込んでいる…
  2. マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド等に含まれるトランス脂肪酸は殆んどプラスティックと同様…
  3. コーヒー浣腸など腸洗浄を薦めないのは、酵素阻害剤以上に大量の酵素を失い、その為寿命が縮む。全身のビタ…
  4. タバコの病気へのリスクというのは、直接煙を吸引する肺が機能低下したり、血流を阻害するだけでなく、一番…
  5. アブシジン酸などの酵素阻害物質は膵臓を過度に働かせ、その結果膵臓は疲弊し、やがてガン化していく。膵臓…
ページ上部へ戻る