テレビの宣伝などでもビタミン剤やサプリメントのCMで花盛りですよね。大手の製薬メーカーさん、大抵、サプリメントの製造販売をやっています。経営的には割りの良いご商売なんでしょう。

そういった宣伝にのせられ、或いは、もっともらしい理由付けに納得させられて、私たちはビタミン剤やサプリメントを買います。でも、ちょっと立ち止まって考えて見ましょう。清涼飲料水に入っているビタミンCは、天然由来のものではありません。

天然由来のビタミンCは高価であり、使ったのでは採算が全く合いません。またビタミンCと聞くとヘルシーなどと思ってしまいますが、酸化防止剤としての働きで食品添加物として使用される例も多くあります。

■合成ビタミンCか天然ビタミンCか

「レモンXX個分のビタミンC含有」と強調している健康食品や清涼飲料などをよく見かけます。こんな宣伝を見るとヘルシーで物凄くお得というように思ってしまうのですが、実はこういった健康食品や清涼飲料水に使われるビタミンCは、ミカンやレモンなどの自然の食べ物に含まれている天然のビタミンC ではありません。

天然の食べ物からとったビタミンCは非常に高価であり、大量生産されている健康食品や清涼飲料水に使われることはまずあり得ません。メーカーなどは、「合成されたビタミンCも天然のビタミンCも化学構造式は全く同じだから、違いはありません」と言いますが、果たしてそうでしょうか?

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合成ビタミンCは石油から作られ、食品添加物に指定されている「L-アスコルビン酸」のことで、原材料名の表示では「V・C」と表示されています。合成ビタミンCを食品に添加しているのは、大半が栄養強化が目的ではありません。アジの干物にも使われているように、殆どが酸化防止の目的で使用されています。

また、栄養強化剤として添加されている場合は、その食品が本来持っているビタミンCが加工の過程で失われてしまっているからに過ぎません。良い例が一夜漬けの梅干しです。ビタミンCが豊富な健康食品であるはずの梅干しに、どうしてビタミンCを添加しなければいけないのか?

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・梅漬け(梅干しもどき)

本物の梅干しは、土用干し、陰干しを何回も繰り返し、丹精を込めて作られます。しかし、クエン酸、酒石酸、リン酸液に漬けられて一夜で作った梅干しではビタミンCが消失してしまいます。そのため、合成ビタミンCを添加するのです。

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・本物の梅干し、年数を経たものほど身体に良い

■天然ビタミンCと合成ビタミンCの大きな違い

天然ビタミンCと合成ビタミンCの大きな違いがあります。元同志社大学工学部の西岡一教授の研究で、合成ビタミンCは活性酸素をかなり発生させることが解ったのです。活性酸素は、ガン細胞を作り出す原因されています。

天然のビタミンCも活性酸素を出すのですが、合成ビタミンCに比較して遥かに少なかったのです。何故かというと、天然のビタミンCには活性酸素の発生を抑える酵素も含まれているからです。それだからこそ、人類は何千年もの間、ミカンやレモンなどの果物を食べてきたのです。

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【宣伝文句に騙されないようにしましょう】

「レモンXX個分のビタミンC含有」ならば、酵素も「レモンXX個分」あるのかといえば、そんなことはありません。無論、合成ビタミンCにも効果はあります。ビタミンCが欠乏すれば、壊血病やクル病になりますから、こうした場合には緊急避難的に合成ビタミンC をとるのも良いでしょう。

ある著名な臨床病理学の教授は、合成ビタミンC を含めて、今日のビタミンブームについて「ビタミンは本来、日常の食品で補うのが原則で、ファッションとして無目的に飲むのは行き過ぎだ。特に、医薬品にしてされていない、食品としての合成ビタミンCは、製品の安全性、使用法に問題がある製品も見られ、消費者は目を光らせる必要がある」

化学合成される過程で、様々な化学物質を使うのが合成ビタミン類などの合成添加物の宿命であり、その製造過程で、予測できない副生成物が発生してしまう危険性があることも頭の隅に置いておきましょう。

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